氣圧が不安定だと精神も不安定だけど自分のせいじゃないからさっさと寝る
全部、氣圧のせいだ。
ちょっとでも感覚過敏があるなら、この精神はとっても大事。
私は、感覚過敏と氣象病という概念を知るまで「全部、自分のせいだ」と思っていた。自信を持って安定して生きるための努力が足りなくてどうとか過去にいつまでも執着する未熟な精神がどうとかこんなメンヘラ生きてるだけで迷惑だとか。
全部、自分のせいにしてたのよね。
でも実は、「うつっぽくなる」まで含めて低氣圧の時の症状なのだと知った。「思い出したくないことが自動再生されはじめる」までセットで、そういうもんなのだと。
実際ライフログをつけてみたら見事に天候と連動していたから逆にちょっと感動したね。私の身体って時代が時代ならカッコいい預言者になれたのでは…という中二病精神でw
ちなみに私は二日前くらいから察知しはじめる。要するに梅雨時期と雪〜雨を行ったりきたりするようないまの時期は、ほぼ毎日屍と化す。
たぶん、天候を予言したといわれる卑弥呼様とか、時代変わって魔女狩りに遭った女性とかってこういう体質だったんじゃないか。
身体で正確に察知しちゃってきっちり当たるから。氣象病も感覚過敏も知らなかった時代の人にとっては謎の能力に見えたのであろう。
全部自分のせいにしていたころは出口もゴールも見えないまっくらな状態だったんだけど、今は「天氣が安定しはじめたら良くなるから、大丈夫大丈夫」と言える。
だからね、この精神が大事→「全部、氣圧のせいだ」
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって温かいもの飲んでさっさと寝る。こんな日に必要なのはそれだけ。反省とか自己分析とか許しの精神とか明るい考え方とかマジでいらんのよ。
強いていうなら、「暗くて無音の部屋にいるよりは、ほどよい照明+リラックスミュージックくらいはあった方が良いだろうね」ってくらいか。あとはさっさと寝よう。
先日読んでた漫画の中に「過去の出来事を『話す』のは大丈夫だけど『思い出す』のはてんでダメ」みたいなモノローグがあった。
うわそれめっちゃ分かる…てかそれじゃん、まんまそれじゃん……ってなった。
今となれば笑っちゃうんだけど、自分がアスペルガーだと知る前は「嫌なことを思い出す=忘れられない=執着してる証拠」みたいな言説を信じてたんだよね。何年も昔のことをいつまでも明確に思い出してしまうのは、私がいつまでも執着してるから、許そうとしないから、寛容さが足りないから、私が悪い……って自縄自縛。
いや全然違うわ。過去の自分に突っ込みたい。『映像記憶』っていう仕様になってるだけだから。脳が。
で、氣圧が下がると脳がバグるらしく、元から『映像として』ストックされてるそれがそのまんまずらーっと再生されはじめるというだけのことね。そういう仕様なもんを責めたってどうしようもない。古いラジカセの仕様に文句言ったところで最新式CDプレイヤーにはなれんのだ。
一部の自己啓発や一部の心理学って、発達障害という概念が存在しない時代のものがそのまんま用いられてたりするので、真面目に信じるとてんで的はずれな苦しみ方する羽目になる。
私らに必要なのは『いいとこ取り精神』だ。例えるならば「洋服のこの素材は大丈夫だけどこの素材だとダメ」ってのと同じように。少しでも前向きになれる考え方は持ってた方が確かに楽だけど、「そうなれない」と苦しむのなら本末転倒だ。「そうなれない」ことに苦しんじゃうってことは、実はハナからあなたに合っていないのだ。
ただでさえややこしい身体しているから、何が合ってて何が合ってないかの取捨選択が『生活の質』どころか『命』すら左右するレベルだと言っても過言ではない、ということを受け入れよう。
アスペルガーで、自閉症スペクトラムで、昔の私と同じような苦しみ方してる人がもしこれ読んでたら「全部、氣圧のせいだ」「いいとこ取りしよう」の二つを、騙されたと思って試してみて。
あ、低氣圧と感覚過敏については真面目に調べることです。よく知らずに闇雲に自己嫌悪してるのと、知っててそういうものとして受け入れることが出来るのとじゃ、世界がまるで違って見えるよ。